平成26年度の治療実績および検査成績
診療実績と統計平成26年度の治療実績
平成26年1月1日より平成26年12月31日までの1年間当院で施行した日帰り肛門疾患手術は554例でした。
その日帰り手術の内訳は、内痔核手術・脱肛手術は259例、痔ろう根治手術は74例(単純痔ろう53例、複雑痔ろう21例)、肛門周囲膿瘍切開術は78例、肛門狭窄形成術(SSG)は14例、慢性裂肛根治手術は9例、直腸脱根治術は5例、痔核血栓除去術は56例、肛門ポリープ切除術は20例、直腸ポリープ切除術は2例、尖圭コンジローマ焼灼術は2例、他35例でありました。
特に内痔核・脱肛手術の内訳は、従来の根治手術(LE)が57例で、ALTA療法単独(ジオン注硬化療法)が134例、ALTA療法+LE併用術が68例とALTA療法の適応範囲が広がってきています。
一方外来検査では内視鏡検査や超音波検査を積極的に行っています。
昨年1年間で施行した経鼻胃内視鏡検査は338例、大腸内視鏡検査は188例でした。
特に当院では有症状受診(下血や排便時出血)の方が多いため、内視鏡でのポリープや大腸癌の発見率は非常に高い傾向にありました。
排便時出血が痔疾患であろうと思われても、中高年のかたは一度大腸内視鏡検査を受けるべきであると思われます。
また超音波検査では頸動脈超音波検査は110例、腹部超音波検査は269例、乳腺超音波検査は20例、甲状腺および体表超音波検査は40例施行されました。