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2008年度の治療実績と統計

 今春で私(濱中雄幸)が浜中医院に勤務し約1年が経過しました。昨年1年間は父(濱中雄二)とともに泉州地域の患者様のため日々精進し地域医療に貢献してきました。

 特に肛門疾患(痔核・痔ろう・裂肛)に関しては正確に診断し、患者様の希望にかなう治療を目標にしてきました。近年総合病院では良性疾患である肛門疾患はすぐに治療できず、治療できたとしても入院治療となります。昨年からの世界的不況からも入院手術では治療費も高くなるため日帰り手術を希望される患者様は非常に多数おられます。

 当院では約10年前より日帰り手術を推奨し施行してきました。最近では平成20年4月1日より平成21年3月31日までの1年間で施行した日帰り肛門疾患手術は244例、外来肛門処置(小手術)は115例でした。そのうち日帰り手術の内訳は、内痔核手術・脱肛手術は116例、痔ろう根治手術は67例(単純痔ろう64例、複雑痔ろう3例)、肛門狭窄形成術は43例、ジオン注硬化療法(ALTA治療)は12例、直腸脱根治術は1例、肛門・直腸ポリープは2例、尖圭コンジローマ焼灼術は3例でありました。

 また外来肛門処置(小手術)の内訳は肛門周囲膿瘍切開術が55例、痔核血栓除去術は60例でありました。これをみますと痔核・脱肛(いぼ痔)根治手術が手術症例の大半を占めますが、痔ろう根治手術も約3割弱を占めており特に男性が多数を占めていました。

 また意外と多かったのが慢性裂肛・肛門潰瘍による肛門狭窄症で手術症例の約2割弱を占めていました。特に便秘を繰り返している中年女性や高年男女のかたに多い傾向にありました。また昨年よりジオン注硬化療法も積極的に施行し良好な成績をおさめています。

 われわれスタッフ一同は今後も精一杯治療していきたいと思いますので、おしりでお悩みの方は一人で悩まず、是非当院を一度受診してください。

 一方外来検査では内視鏡検査や超音波検査を積極的に行っています。昨年1年間で施行した経鼻胃内視鏡検査は316例、大腸内視鏡検査は83例でした。特に当院では有症状受診(下血や排便時出血)の方が多いため、内視鏡でのポリープや大腸癌の発見率は非常に高い傾向にありました。

 昨年1年間で大腸癌9例、大腸ポリープ10例を内視鏡検査により発見しており、全大腸内視鏡検査の22.9%にあたり非常に高率でありました。

 したがって排便時出血が痔疾患であろうと思われても、中高年のかたは一度大腸内視鏡検査を受けるべきであると思われます。

 また超音波検査では頸動脈超音波検査は193例、腹部超音波検査は185例、乳腺超音波検査は29例、甲状腺超音波検査は9例、体表超音波検査は4例施行されました。